イブラヒムおじさんとコーランの花たち-あらすじ・キャスト

今日お伝えしたいのは、まったりとした
でもどこか人生を考え直してくれるようなスローリーな映画だ。
感動して涙が止まらないだとか、そういった類の映画ではないが、時間があってまったりしたい方は必見だ。

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あらすじ

huluより

1960年代初頭のパリ。ユダヤ人街のブルー通りに父と2人で暮らす13歳の少年モモ。母はモモが生まれてすぐに兄ポポルを連れて家を出ていってしまった。いつも不機嫌そうな父は、優秀だったポポルを引き合いに出してモモに小言を言う毎日。近所で小さな食料品店を営む年老いた孤独なトルコ人、イブラヒムは、そんなモモをそっと見守り続けていた。そうとは知らず、モモはイブラヒムの店で万引きを繰り返していたのだったが…。

ストーリー

モモはやるせない毎日を送っていた。
興味がある事は窓の外から見える、売春婦。
いつか抱いてやろうと鏡の前で意気込む毎日。
父親は仕事に出かけ、家事はモモがするのでいつものコンビニ出かけ食材を買い、万引きをするのが日課だ。

ある日、モモがベッドの下にある貯金箱を見つけ、それを割ると35フランがでてきた。
そう、女が抱けるのだ。
気持ちを躍らせ、声をかけ年齢は16と嘘をつき童貞をすてるのであった。

心の声は聞こえる(漏れる)

モモはいつも通り、買い物へ行き万引きをするが心の中で

大丈夫。店主はアラブ人だ。ばれやしない。

そう思い、商品を1つポケットに入れ、残りをレジに持っていき会計を済ませ、出ていこうとするモモに店主(イブラヒム)はこう言い放った

私はアラブ人じゃない。

驚いたまま店をでるが、超能力を持ってる人なんていない。ただのあてずっぽうである。ただこの日を境にモモとイブラヒムは急速に仲を縮めるのであった。

その優しさは人気持ちを洗う

モモはまた日課の買い出しへ。
その日も懲りずに万引きするが、その日はレジで止められてしまう。
イブラヒムにはどうしても言いたかった事があるのだ。それは

盗み続けるなら内の店でやってくれ

モモは頭にハテナマークを浮かばせるが、どこか心に突き刺さった表情を浮かべながら店を出た。
その日からモモが来る度に、食べ物をあげるようになったのだ。
恐らく万引きなんかしなくて良いという優しさなのだろう。
モモは次第にイブラヒムに心を惹かれ開いていく。

幸せな奴らは、笑える

モモが店に通うようになっても、モモの心はどこか尖っている。
父親との関係は悪く、頼れるのはイブラヒムだけとなっていた。
そんなモモはイブラヒムにこう言った。

幸せな奴らは、笑える。

裕福だから、幸せだから、日常が満ち溢れているからこそ、人は笑う事が出来る。モモはそうイブラヒムに伝えたかったのだろう。しかし、イブラヒムの答えは違っていた。

笑うから、幸せになれる

モモ、そうじゃないんだ。
人は笑うからこそ幸せになれるんだ。笑ってごらん?
イブラヒムはそう言って笑って見せた。そうするとつられるかの様にモモは笑う練習をし、モモはその日から「笑顔」を覚えたのであった。

突然の不幸・そして旅立ち

笑顔を覚え、一日を楽しく生きれるようになったモモはその日か毎日が明るくなった。
娼婦に声をかけ笑ってみせ、近所の女の子をナンパし楽しそうに過ごしていた。
しかし、幸せは続かなかった。
父親はリストラされ、お金を置いて家を出て行ってしまったのだ。

母親は生まれた時からしらず、嫌味をいうだけの父親もついにいなくなってしまい一人になってしまったのだ。
いつも通り店には毎日顔を出すが、どこか空元気。
イブラヒムはわかっていたのである。
モモの家とはそう遠くないのに、父親をパタリと見なくなってしまったのはどこか不自然。父親が出て行った事に気が付いたイブラヒムはそっとモモを慰めた。

そして、ある朝2人の警察がモモの家を訪れた。
警察官は険しい顔をしてこう言った。

君の父親が命を絶った。

怖くなりイブラヒムの店に逃げ込むモモ。事情はイブラヒムにも聞かされた。
イブラヒムは迷う事なく、モモを養子に引き取ったのであった。
そしてこの町を捨て、イブラヒムの故郷トルコへ行くことを決めたのである。

ストーリ紹介はここまで。
オチはhuluでチェックして下さい。

キャスト

ピエール・ブーランジェ(役名:モモ)

思春期で色んな事に興味を示す、淡い主演を演じた。

オマー・シャリフ(役名:イブラヒム)

モモに生き方、笑い方を教えた恩人であり、第二の父。

モモの父親:ジルベール・メルキ

モモに兄はよくできたと小言を言うが、悲惨な最期を送る。

感想

この映画を見て思ったのは、なんでおじいちゃんおばあちゃんのセリフは心に染みるのだろうと深く考えさせられ、改めて人に優しくする事の大切さを覚えました。
万引きするならうちの店でやってくれ。
こんなセリフ一生でない。
幸せな奴らが笑えるんじゃない、笑うから幸せがくるんだ。
こんなセリフ一生言えない。
この映画は基本的にはまったりした映画なので、好き嫌いが分かれる所だが心を言葉で洗われる様な経験はこの映画を含めて私は数少ない。
もしそういった経験をしたいなら一度は見るべきだ。